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米国市場9/30 07:00 JST 時点のデータ

米長期金利が高止まり、株は小幅安 FICOが急落

9/29の米株は3指数が小幅安。30年債利回りが2002年6月以来の高水準となり、消費者信頼感の悪化も重しになった。個別ではCarnivalが決算で急騰し、FICOは住宅ローン審査を巡る規制報道で急落した。

S&P 500
7,670.84
-0.17%
NYダウ
51,349.92
-0.26%
NASDAQ
26,797.54
-0.09%
VIX
16.04
-0.19%

市場概況

9月29日の米国株式市場は3指数がそろって小幅に下落した。S&P500は7,670.84(-0.17%)、ダウ平均は51,349.92(-0.26%、131.59ドル安)、NASDAQ総合は26,797.54(-0.09%)で引けた。VIXは16.04(-0.19%)だった。

米国債利回りが再び上昇し、長期債利回りは複数年ぶりの高水準となった。30年債利回りは一時5.613%と2002年6月以来の高さを付け、10年債利回りも日中に5.29%を上回った。Conference Boardの9月消費者信頼感指数は81.9と、前月の88.6(改定値)から低下した。12年超ぶりの低水準と報じられている。ダウは寄り付き後の大きな下げを縮小して引けた。

セクター動向

クルーズ関連が大きく上昇した。Carnivalの決算を受けてRoyal Caribbeanが上昇し、Norwegian Cruise Lineも+3.42%と続いた。

燃料電池関連も反発した。Bloom Energyが上昇を主導し、報道ではセクター全体に買いが広がったとされる。一方、金利上昇と消費者信頼感の悪化を受けて、小型株指数のラッセル2000は約0.75%下落した。また、FICOは連邦住宅金融庁(FHFA)を巡る報道を受けて急落し、金融データ関連の一角に売りが出た。

注目銘柄

  • Carnival Corporation Ltd. (CCL): +13.41% — 第3四半期決算で調整後EPSが1.43ドル(予想を0.08ドル上回る)、売上高が過去最高の約84億ドルとなり、いずれも市場予想を上回った。2026年通期の調整後EPS見通しは約2.24ドルに引き上げた(市場予想は2.22ドル)。第3四半期の顧客預かり金は過去最高の76億ドル(前年比約7%増)で、2027年の予約も強いと伝えられた。
  • Bloom Energy Corporation (BE): +10.80% — RBC Capitalが強気姿勢を維持し、大規模な製造拡張を需要の強さの表れと指摘した。Jefferiesは投資判断をHold据え置きのまま、目標株価を229ドルから264ドルに引き上げた。AIデータセンター向け電力需要への期待も買い材料となった。出来高は平均を約81%上回り、燃料電池株全体の反発も追い風になった。
  • Royal Caribbean Cruises Ltd. (RCL): +7.45% — Carnivalの好決算がクルーズ需要全体の先行指標と受け止められ、連れ高となった。Bank of Americaが投資判断を中立から買いへ引き上げたことも寄り付き前から買いを誘った。
  • Fair Isaac Corporation (FICO): -26.52% — FHFAのプルテ局長が、ファニーメイとフレディマックが住宅ローン価格設定でVantageScoreのデータを取り入れる統一モデルを採用する方針を示した。FICOの信用スコアの競合にあたるため、独占的地位が弱まるとの懸念が広がった。TransUnionがVantageScore 4.0の住宅ローン向け価格設定を2028年12月まで延長すると発表したことも、寄り付き前の売りにつながった。
  • Pershing Square Inc. (PS): -9.48% — Jones Tradingが投資判断を買いから中立(Hold)へ引き下げた。上場後に上場来高値の60ドル近辺まで上昇していたため、過熱感から利益確定売りが出たとみられる。

為替・金利動向

米国債利回りは高止まりした。30年債利回りは一時5.613%と2002年6月以来の高水準を付けた。10年債利回りは日中に5.29%を上回り、その後5.24%前後まで低下したとの報道もある。5年債・10年債・30年債はいずれも約20年ぶりの高水準圏にある。ドルは小幅に上昇したと伝えられた。

ドル円とドルインデックスの具体的な水準は、検索では確認できなかった。原油価格は、サウジアラビアが主要パイプラインでの輸送を再開したことなどから、ブレント先物が下落した。

今後の注目点

9月30日は、ADP雇用統計とFRBが重視するPCE物価指数の発表が予定されている。またMicronが決算を発表する予定で、AI向けメモリー需要を占う材料として注目される。市場予想は売上高507.5億ドル、EPS31.45ドルとされている。

10月1日にはダウ構成銘柄で唯一Nikeが決算を発表する予定で、中国需要や粗利益率、在庫が焦点となる。10月2日は9月雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数は前月の16.2万人から8.5万人程度へ減速し、失業率は4.1%で横ばいとの予想が出ている。長期金利の動向と、FICOを巡るFHFAの方針の続報も引き続き注視される。