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個別銘柄の決算分析はnoteで公開中

日本市場8/20 17:44 JST 時点のデータ

日経平均反発890円高、米金利低下で全面高

20日の東京株式市場は米財務省の国債買い入れ拡大発表を受けた米長期金利低下を好感し反発。日経平均は890.37円高の66216.79円、TOPIXも上昇、グロース250は+4.67%と大幅高。住友鉱山は決算・上方修正で急伸した一方、さくらインターネットはサイバー攻撃被害拡大の公表で急落した。

日経225
66,216.79
+1.36%
TOPIX
4,059.73
+1.18%
グロース250
776.98
+4.67%

市場概況

20日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比890.37円高(+1.36%)の66216.79円で取引を終えた。TOPIXも4059.73(+1.18%)、東証グロース市場250指数は776.98(+4.67%)と大幅高となった。前日夜に米財務省が米国債の買い入れ規模拡大を発表したことを受けて米長期金利が低下し、これを好感した買いが優勢となった。プライム市場では約8割の銘柄が値上がりし、AI・半導体関連株を中心に売られすぎ銘柄への買い戻しが広がった。

セクター動向

AI・半導体関連株に買いが集中したほか、非鉄金属セクターでは住友金属鉱山が決算・業績上方修正を材料に大幅高となった。円高進行にもかかわらず自動車株にも「売られすぎ」からの買い戻しが入った。新興市場ではグロース250指数が+4.67%と大幅に上昇し、値がさグロース株中心にリスクオンの資金流入が目立った。半面、情報・通信セクターではさくらインターネットがサイバー攻撃被害の拡大公表を受けて急落するなど、個別材料による明暗も分かれた。

注目銘柄

  • クオンツ総研 (9552): +15.71% — 国税庁が中小・零細企業の非上場株相続税評価に関する新ルール案をまとめたと伝わり、事業承継の円滑化観測からM&A仲介事業を手がける同社にプラス材料として買いが集中しストップ高。8月14日発表の第3四半期決算でM&A仲介・コンサル事業が伸び大幅増収増益だったことも支援材料となった。
  • 松屋 (8237): +12.49% — 銀座本店を中心に訪日客のインバウンド消費が伸び、2027年2月期第1四半期は営業利益が前年同期比35.9%増と大幅増益。免税売上比率の高さから訪日客数増加への感応度が高く、業績モメンタムを好感した買いが続いている。
  • 住友鉱 (5713): +10.76% — 8月10日発表の2027年3月期第1四半期決算で非鉄価格上昇と円安を追い風に大幅増収増益を確保し、通期の税引前利益予想を2290億円から3240億円へ上方修正したことが引き続き好感されている。
  • さくらネット (3778): -8.81% — 8月17日公表のレンタルサーバー環境への不正アクセスが、顧客の契約・請求情報を管理する社内システムにも及んでいたことが判明し、影響を受けた可能性のあるアカウントが約136万件に上ると発表。被害範囲拡大を嫌気した売りが継続している。
  • FIG (4392): -7.27% — 直近の中間決算は増収増益で通期見通しも据え置かれており、業績面での明確な悪材料は確認できない。直近まで買われてきたシステムソフトウェア関連の中小型グロース株として、地合い良好な中でも短期的な利益確定売りが優勢になったとみられる。

為替・金利動向

ドル円は158円台前半で推移し円高が優勢だった。前日夜に米財務省が米国債の買い入れ規模拡大方針を発表したことで米長期金利が低下し、日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが進んだ。この日は日本の7月機械受注が市場予想を上回る強い結果となったことも円買い材料となった。なお前週公表のFOMC議事要旨では、インフレが十分に低下しない場合には利上げが必要になるとの意見が複数あったことが明らかになっている。日本の長期金利(10年国債利回り)の具体的な水準は検索結果からは確認できなかった。

今晩の米国市場の注目点

日本時間21時30分に8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数と週間新規失業保険申請件数、23時に7月コンファレンス・ボード景気先行指数(CB景気先行指数)の発表が予定されている。前日のNYダウは米国債買い入れ拡大観測を受けた金利低下で反発した一方、OpenAIの決算を受けて半導体株には売りが出ており、AI関連株の値動きに引き続き関心が集まる見通し。