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米国市場2/26 07:02 JST 時点のデータ

NVDA決算控えテック主導で主要3指数続伸

2月25日の米国株式市場はエヌビディアとセールスフォースの決算発表を引け後に控え、テクノロジー主導で続伸。S&P500は0.81%高の6,946.13、ナスダックは1.26%高の23,152.08で引け。アクソン(AXON)が決算好感で21.5%急騰、ゴーダディ(GDDY)はAI戦略懸念で16%急落。VIXは19.55に低下し投資家心理が改善した。

S&P 500
6,946.13
+0.81%
NYダウ
49,482.15
+0.63%
NASDAQ
23,152.08
+1.26%
VIX
19.55
-6.95%

市場概況

2月25日の米国株式市場は主要3指数がそろって上昇した。ナスダック総合指数が1.26%高の23,152.08と最も大きく上昇し、S&P500は0.81%高の6,946.13、ダウ平均は307.65ドル(0.63%)高の49,482.15で引けた。当日引け後に決算発表を予定していたエヌビディア(NVDA)とセールスフォース(CRM)への期待感が市場全体のセンチメントを「リスクオン」に傾けた。VIXは19.55に低下(前日比約-6.95%)し、投資家の警戒感が和らいだことを示した。247Wall Stは「S&P500はトランプ関連ニュースとテック株に支えられて上昇」と報じた。

セクター動向

テクノロジー・ソフトウェアセクターが相場を牽引した。AI関連・クラウドソフトウェア株は、前週のAI混乱による売りから引き続き回復基調を示した。セールスフォース(CRM)はアンソロピックとの企業AI統合拡大が報じられ4.1%上昇し、ソフトウェアセクター全体の上昇を後押しした。オラクル(ORCL)はアナリストの格上げを受けて2.5%高。半導体セクターはエヌビディア決算への期待を背景に堅調に推移した。一方、ITサービス・ウェブサービスの一部銘柄では決算発表後のガイダンス失望による売りが見られた。

注目銘柄

  • アクソン・エンタープライズ (AXON): +21.5% — 第4四半期決算が増収増益で大幅ビート、2026年通期ガイダンスも市場予想を上回り急騰。AI搭載ボディカメラや音声アシスタントの需要拡大が寄与。
  • ゴーダディ (GDDY): -16.0% — 決算自体は増収増益でビートしたが、AI戦略の説得力に乏しいとしてレイモンド・ジェームズが目標株価を大幅引き下げ、急落。
  • セールスフォース (CRM): +4.1% — アンソロピックとの企業向けAI統合拡大が伝わり上昇。引け後に発表した第4四半期決算は売上高・RPOともに過去最高を更新し、500億ドルの自社株買いも発表。
  • エヌビディア (NVDA): +1.4% — 引け後の決算発表(アナリスト予測は前年同期比約70%増益)を前に買いが入り小幅高。AIインフラ投資需要の継続を見込む動きが続いた。
  • オラクル (ORCL): +2.5% — オッペンハイマーがパフォームからアウトパフォームに格上げ。EPS成長の持続性とAIクラウド需要の受益者として評価された。

経済指標・FRB動向

コンファレンスボードが2月24日(火)に発表した2月の消費者信頼感指数は91.2(1985年=100)と、1月改定値の89.0から2.2ポイント上昇した。現況指数は120.0へ小幅低下した一方、期待指数は72.0へ上昇し、将来への悲観がやや和らいだことを示した。ただし水準は2024年11月の直近ピーク(112.8)を依然大きく下回っている。FRBは1月28日のFOMCで政策金利を据え置いており、次回FOMCは3月に予定されている。利下げについて市場は現時点で慎重な見方を維持している。

日本市場への影響

米国主要3指数の続伸を受け、2月26日(木)の東京市場は朝方から買い優勢のスタートが予想される。特にエヌビディアが引け後に発表した決算内容が、東京エレクトロンやアドバンテスト、ソフトバンクグループなどAI・半導体関連日本株の動向を大きく左右する見通し。ドル円は2月25日時点で155.70円近辺(前日比-0.11%)と円がわずかに強含んでおり、輸出関連株の上値を若干抑える要因となりうる。日経225先物は米国株高を反映してプラス圏が見込まれる。引き続き米通商政策(追加関税動向)および日銀の金融政策に関わる発言が円相場とセンチメントへのリスク要因として注視される。